琉球もずくに対する疑問にお答えします

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カムリ/ビスタは、いちおうトヨタのクルマだから、シート地がすぐに切れたり、ドアにガタが出るなどというお粗末なことはないが、さしものトヨタも安いクルマ作りに徹するとうやはり安っぽくしか見せられないのだなと思わせる。
ビスタは4ドアセダンと4ドアハードトップを持つ。 カムリ/ビスタのボディデザインソースは、明らかにかつてのBMWルックだが、率直に言って、このデザインにはまったく魅力がない。
私はカムリ/ビスタを見ていると、トヨタの安いクルマは、そのぶんデザインも魅力がないのかなと思わされる。 しかし、いかに安いクルマだからといって、こうもキャラクターのないデザインでは話になるまい。
初期のカムリ/ビスタは、一目みただけでもそれとわかるほど、安っぽく見えるクルマだった。 その後、トヨタはこのクルマのマイナーチェンジを、安っぽさをできるかぎりカバーするという方向でおこなった。
その間、トヨタも安いクルマ作りのノウハウを磨き、シートの素材などを変えたりした結果、多少はマシになってきた。 それにしてもカムリ/ビスタのデザインは、あまりに貧寒としている。

そこにはクルマとしての華やエロスがまったく感じられない。 カムリ/ビスタにかぎらず、日本のこのクラスのクルマには、デザインが欠落しているクルマが多い。
たとえば最近登場したニュー・アコードなど、ほんとうに力の入ったクルマなのだが、そのデザインはあまりに魅力を欠いている。 それは、日本の自動車デザイナーが決定的に造形力を欠いているからだろう。
クルマのデザインというものは、少々絵がうまいなどというのではダメだ。 なぜなら二次元的な給は、デザインの基本コンセプトを提示するだけにすぎないから。
粘土をこねて彫刻を作り上げる感覚を持ったデザイナーではないと、クルマという立体はデザインできまい。 カムリ/ビスタを見ていると、私はマスのある彫刻というより、なにやら奥行きのない浮世絵に見えてきてしまうのである。
ブルーバードは、ダットサン以来の長い伝統を持つFFファミリーカー。 トヨタのコロナ同様、使いやすく、経済的で、そこそこ室内も広く、丈夫で、というコンセプトで作られたクルマである。
プリメーラはブルーバードの兄弟車。 プリメーラは95年、ブルーバードは96年にモデルチェンジされたが、今年になってから、プリメーラにワゴンが追加された。

プリメーラがブルーバードをしのぐ人気を得るに至ったのは、初代プリメーラがFFとしてキビキビしたハンドリングを持つドライバーズカーだったからである。 しかし、2代目となったいまでは、もはやその特徴もなくなった。
少し評判の悪かった囲い乗り心地を改善した結果、今度はシャープなハンドリングが失われたからである。 結局、角を矯めてなんとやらということになってしまった。
かつてブルーバードには4ドアハードトップがあったが、それは落とされ、いまは3ヴォリュームの4ドアセダンのみ。 これに対してマーケットで人気の高いプリメーラのほうは、ボディヴァリエーションが豊富で、3ヴオリユームの4ドアセダン、日産のイギリス工場で作られている5ドアハッチバック、そしてワゴンの都合3種類を持つ。
エンジンはすべて4気筒。 それまで日産はマーチにしかVTを持っていなかったが、ここにきて21クラスのエンジンにも耐えられる、大容量のCVTの開発に成功し、最近、ブルーバード/プリメーラにCVTを与えてきた。
ティプトロニックのように、オートマチックでありながら6遠マニュアルモード付きという仕様がある。 残念ながら、私はこのクルマにまだ乗っていないので、よくわからないのだが、このCVTはトルクコンバーターと組み合わされているという。
本来、VTはトルクコンバーターのパワーロスを避けんがために開発されたオートマチックトランスミッションだと思うのだが、なぜトルクコンバーターを使っているのか、その真意のほどを日産の技術陣に聞いてみたいところだ。 とはいえ、CVTをこのクラスの乗用車まで実用化してきたことは、おおいに意義のあることだ。
日産はこのブルーバード/プリメーラのCVTあたりから、新しい技術が出てくるのだろう。 トヨタはトランスミッション技術では歩出遅れており、日産がそこを攻めるのは悪くない。

ただ、これからの技術は、たとえば画期的に燃費がよくなるといったように、目に見えて効果があがるものでないと、ユーザーは納得すまい。 新しいことは新しいが、べつに今までとあまり変わらないというのでは、意味がない。
プリメーラでややトヨタの機先を制した形になっている。 日産はこれからさほど車種は増やせまいが、それでもここを核に、派生車種を作ったり、改良したりをやっていくはずだ。
プリメーラは最近、衝突実験で、三つ星というまあまあの評価を得ており、十分、その資格を持っている.しかし、それにしてはブルーバード/プリメーラには例のCVTを除くとう新しいものが何もないところが悲しい。 ここには、これまでこのクルマとつきあってくれたユーザーに「ハイ、スタイルが新しくなりましたよ」と渡していくこと以外、何もない。
いまはワゴンが流行りだから、プリメーラ・ワゴンを作りましたといった程度なのだ。 コロナ/カリーナには、トヨタの次の戦略がはっきり浮き彫りになっている。
だが、ブルーバード/プリメーラは、とりあえずモデルチェンジしてお茶を濁したとしか見えないのである。 クルーは本来、日産がタクシー業界のために開発したタクシー専用車である。
旧ローレルのリアサスペンションをリジッドにして、4気筒エンジン、背の高いボディ、容量の大きなトランクルームを与えた、後輪駆動の4ドアセダンだ。 ところが、このクルマをオーナーカーにしたらどうかというアイディアがあって、6気筒エンジンとセパレートシート、フロアシフトなどの他に、自家用車として必要なアクセサリー類を与えて成立させたのが、このクルマである。
えられただけあって、ローレルやマークHなど、このクラスの乗用車に比べると、多少は乗り降りしやすい。 しかし、どうせタクシー専用で作るなら、なぜ思い切ってロンドンタクシーぐらいにしなかったのか。
ロンドンタクシーに乗ったことのある人ならご存じだろうが、あのクルマは実に天井が高くて乗りやすい。 荷物は大量に積めるし、室内には向かい合わせで、5人ぐらいが悠々と座れる。

世界のタクシーで、あんなにらくちんで気分のいいものはないですヨ。 エンジンは2本。
クルーはそもそもが営業車だから、お金のかかる防音対策はほとんどなされていない。 だからこのクルマに普通の乗用車のような静粛性を期待するのは間違いというものだ。
まあ、そのかわりけっこう丈夫で長持ちはすると思うが。 クルーはタクシー業界でそこそこ売れて、それを見たトヨタはきっそく、旧クラウンのボディをキャリーオーバーしたクラウン・コンフォートなるモデルを登場させてきた。
ま、どちらも丈夫なだけがとりえの、使いにくいクルマである。 なかにはオーソドックスなFRということで、それは勘違いというものだ。
とてもとても、ああいう柔らかいタッチを持ったクルマではない。 私はこういうクルマをオーナードライバーが買うというのはよく理解できない。

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